7年目の奇跡

ひとりごとをすきなだけ

不完全ジャニオタのわたしのお話

わたしは、不安なことがあると、すぐに検索してしまう性質だ。

恋愛に悩めば検索履歴は恋愛関連ワードばかりになる。

いまのわたしの検索ブーム、それは「ジャニオタ 就活」だ。

 

ご存知の方がどれだけいるかは定かでないが、わたしは17卒の就活生である。世の就活生の例にもれず「御社、御社…」とつぶやきながらESに追われている身だ。

そんななかで世のジャニオタさんたちがどのようにして就活を乗り越えていたのか、よく検索してしまう。自分のやり方はあっているのか、ジャニオタという武器はどう役に立つのか…

 

でも、それをしていく中でわたしはひとつの疑問にぶつかってしまった。

「わたしってほんとにジャニオタ????」

 

「ジャニオタ 就活」で検索すると、参考になるものや面白いものがたくさん見つかる。ジャニオタは直接の武器にはできないけど、ジャニオタとして身についたスキルは役に立つよ、とか。…そこなのだ。わたしには一般的にジャニオタの皆さんが言うジャニオタスキルがないのだ。

例えば、現場。わたしは、以前の記事にも何度か書いているが2006年からずっと嵐だけが好きだった。好きになった当時わたしは小学6年生。母はジャニーズに関心が全くなく、そんな状況で小6で一人で現場に行こうと思えるほど大人な小6ではなかった。結局わたしが現場デビューをしたのは高校1年生の時だった。地元から一番近い東京ドームに、ツアーのうち1公演入るだけ。複数公演なんて考えたこともなかったし、複数名義も考えたことがなかった。翌年は当たらなくてツアーには行けなったし、外れたらあきらめることが当たり前だと思っていた。

でも、世の中は少し違ったりする。

現場の中でもそうだ。わたしは、うちわと双眼鏡、ペンライトが必須アイテムで、今までの現場で筆記用具とメモを手にしたことはない。

でも、世の中は少し違ったりする。

 

わたしは昨年のカウコンまで遠征したこともなかった。だから、見知らぬ土地でも臆せず交通手段を確保する能力はない。

メモも取ったことがない。だから、話を聞きながらメモをすることは苦手だ。

趣味用のアカウントでSNSを始めてから1年もたっていない。だから、どんどんと交流範囲を広げていく勇気がない。

 

思えば、わたしはジャニオタじゃないのに、ファンという存在にとどまりたくないという宙ぶらりんな存在になっていた気がする。

そりゃオタクにもファンにも明確な定義はないし、なるための条件もない。自分がオタクだと思えばオタクだしファンだと思えばファンだ。そうなんだけどねえ…

 

だからじゃあわたしはオタクになりたいのか、と言われればそうではない。

なにしろお金がない、オタクはお金がかかる。

 

でも、わたしはこの10年間でなにか身につけたのだろうか。本来趣味であるものからなにか身につける必要はないとも思う。でも、じゃあわたしの10年はただ楽しかっただけなのか。そりゃ楽しかったけどさ!!!

 

知人に、ESやら履歴書やらの趣味の欄にアイドル鑑賞と書くくらいはいいんじゃないか、と言われたことがある。たしかにそれで自己PRにはならないかもしれないけれど、楽しく話すことならできるかもしれない!と思ったりする。でもじゃあいざ分析してください、なんて言われたらきっとできない。分析できるほど目が肥えていない。彼らの情報なんでも知ってるわけじゃないし情報収集力も謳えない。遠征に飛びまくってるわけじゃないしバイタリティを訴えることもできない。

 

自己分析をやってみましょう、と大学3年生で言われたとき、わたしはびっくりするくらいジャニーズのことしか頭に出てこなかった。好きなことは?アイドルを応援すること。いま興味があることは?Hey!Say!JUMP!…

それなのに、それしか頭に出てこないのにわたしはそこから身につけたものがない。そのことに最近絶望してしまったのだ。

 

就活をきっかけに自分はどういう人間なのかということを嫌というほど分析させられている。いままで自分のことをなんとなくジャニオタ、ジャニオタと呼んでいたけど、それでいいのかなーなんて思ってしまった。でもじゃあわたしはなんだ?と言われても答えられないんですけどね。

 

最近の自己分析の結果、わたしってなんで?なんで?って本質的なことを求めすぎなところがあるんだなって実感している。だからこんなめんどくさいことを記事にしているんだと思う…(笑)

 

ジャニオタになりたいのか、ジャニオタなのか、ジャニオタになるべきなのか…

最近はそんなことを考えてますってお話でした。

 

みんな自分のどんなところを持ってして自分をジャニオタって認めてるんだろうなあ~